経口薬で避妊できる確率

2019年10月05日

人生設計の都合や経済的な事情によって、その時点での妊娠を防ぐためには、コンドームなどの避妊具を利用したり、低用量経口避妊薬(ピル)を服用するといった対策があります。
一番主流になっているのはコンドームですが、コンドームの場合、正しく使用していたとしても3%の確率で妊娠が発生するとの統計データがあります。
確実に妊娠することを避けたいのであれば、低用量経口避妊薬であるピルを使用することが一番確実な方法です。

ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンに作用して、卵胞を成熟させるホルモンの分泌を抑制する薬です。
薬の作用の結果として、卵胞が成熟しないために排卵が発生せず、妊娠の確率を抑制します。
また、子宮頚管の粘液を変化させることで精子が子宮内に進入することを防止する作用もあります。

正しく服用している限り、ほぼ100%確実に避妊できるとされています。
統計データによると1年間に妊娠する確率は0.1%とされています。
しかし、薬の服用をやめてしまうと速やかに自然な月経周期が回復してしまいます。
1日の飲み忘れであれば問題無いとされていますが、2日間連続で飲み忘れてしまった場合には、他の避妊手段を取ることが必要になります。

また、コンドームとは異なり、ピルには性感染症を予防する効果はありません。
そのため、性感染症の心配がある場合はコンドームを併用した方が望ましいとされています。

また、避妊以外の効果として、月経痛やニキビの軽減、PMS(月経前症候群)や子宮内膜症の改善などの効果があります。
過去には薬に含まれるホルモン量が多いために、害のある副作用がありましたが、現在では低用量ピルが主流となっており副作用を心配する必要はありません。